こんにちは、アルモ形成クリニック院長の内田直宏です。
男性にとって「陰茎の長さ」は、自信やパートナーとの関係に影響する繊細なテーマです。
実際には平均的なサイズであっても、「もっと長く見せたい」と悩む方も少なくありません。
そんなニーズに応えるのが「長茎術」です。長茎術は、陰茎の太さを強調する陰茎増大術とは異なり、見た目の長さを改善することを目的とした治療法です。
本記事では、長茎術の基本的な仕組みから代表的な術式の種類、実際の効果やリスク、さらに症例や口コミまでを医師解説でわかりやすく紹介します。
長茎術とは?陰茎を長く見せるための治療
「長茎」とは医学的にどういう意味なのでしょうか。
長茎とは、実際の陰茎の長さそのものではなく、「見た目」の長さを指します。
陰茎が脂肪や靭帯によって体内に埋もれていると、短く見えることがあります。
長茎術では、この隠れている部分を外に出し、長く見せることを目指します。
陰茎増大との違い
陰茎増大術が「太さの強調」を目的とするのに対し、長茎術は「長さの強調」が目的です。根本的な長さが変わるわけではなく、見た目を改善する治療です。
見た目・自信・性行為の満足度への影響
陰茎の長さに悩む男性の中には、見た目が変わることで自信が持てるようになり、性行為への満足度が高まったという声もあります。
代表的な長茎術の種類と特徴
長茎術には大きく分けて「切る長茎術(外科的アプローチ)」と「切らない長茎術(非切開アプローチ)」の2つがあります。それぞれの方法には適応や仕上がり、術後の満足度に違いがあります。
切る長茎術(靭帯切離法など)
陰茎の基部を支える靭帯(靭帯支帯)を切離や剥離を行い、陰茎の体内に埋もれている部分を引き出すことで、視覚的な長さを出す方法です。
特徴と効果
効果が比較的安定しており、明確な長さの変化が期待できます。
ダウンタイムは数日〜1週間程度で、腫れや内出血が出る場合があります。
当院では、アルモ式バック筋膜切開と靭帯剥離を組み合わせることで、長さだけでなく太さも同時に改善することが可能です。
以下の記事で、バック筋膜切開による陰茎増大術について詳しく解説しています。
関連記事|【医師解説】バック筋膜切開による陰茎増大術|外科的増大手術の効果とリスクを正しく理解する
切らない長茎術(注入法や牽引法など)

ヒアルロン酸や脂肪などを陰茎根部や恥骨上部に注入することで、埋もれ感を軽減し長く見せる方法や、専用機器による牽引療法やいわゆる小切開を行って、太めの糸で引っ張るなどが該当します。
特徴と効果
手軽に受けられ、術後の回復も早いですが、効果の持続性や変化量は外科的手術に比べて限定的です。また、小切開法は糸で無理やり引っ張ることが多く、ひきつれがずっと残ってしまうこともあります。
以下の記事で、ヒアルロン酸注入による陰茎増大について詳しく解説しています。
長茎術後の違いについて
外科的手術では、術後に一時的な腫れ・内出血が伴うものの、効果は比較的長期間持続しやすいのが特徴です。
一方、切らない方法はダウンタイムが少なく気軽に受けられる反面、定期的なメンテナンスが必要になるケースもあります。
ご希望やライフスタイル、体の状態に合わせて適した方法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
長茎術の主な種類
ここでは、長茎術の主な4つの施術を紹介します。
① 埋没陰茎修正法
埋没した陰茎を露出させ、長く見せる方法です。陰茎の根元にある靭帯(サスペンソリーバンド)を切開し、体内に埋もれた部分を引き出します。
② 脂肪吸引法
陰茎の上部や周囲の脂肪を吸引して、陰茎を露出させる方法です。特に恥骨上部の脂肪が多い方に有効です。
③ 脂肪溶解注射や脂肪除去法
脂肪吸引だけで効果が出にくい方には、皮膚を切開して脂肪を直接取り除く脂肪除去法が用いられますが、脂肪周囲の大出血の危険性もあるため、効果の高い脂肪溶解注射を複数回注射する方法がおすすめです。
④ 切らない長茎術
糸や特殊な器具で陰茎を引き出す「切らない」術式です。ダウンタイムが短く、手軽に受けられるのが特長ですが、効果や持続性はやや限定的です。
長茎術の効果と「何センチ伸びるか?」
平均的な術後の変化には個人差はありますが、「1〜3cmの見た目の変化」が得られることが多いです。
体型(特に恥骨部の脂肪量)や靭帯の強さ、皮膚の余裕などによって伸び幅は左右されます。脂肪が多く陰茎が埋もれている方は、脂肪吸引や脂肪溶解注射との併用で効果がより明確になります。
勃起時と平常時での違い
平常時の見た目は埋もれた部分が露出するため、明確に変化します。
一方、勃起時は変化が少ない場合もあります。ただし基部の埋没が改善されることで「根元からの立ち上がりが良くなり、相対的に長く見える」効果が出ます。
術式による効果比較
各術式による効果比較を表にまとめました。
施術方法 | 効果 | 持続性 | ダウンタイム |
靭帯切開 | ◎ | ◎ | △ |
脂肪吸引 | ◯ | ◯ | △ |
脂肪除去 | ◎ | ◎ | △ |
切らない術式 | △ | △ | ◎ |
このように、「切る長茎術(靭帯切開・靭帯剥離)」や脂肪除去法は効果と持続性に優れる一方、ダウンタイムや手術痕のリスクが伴います。根本的な改善を希望する方に適しています。
「切らない術式」は手軽に受けられる反面、効果は限定的で定期的な再施術が必要になるケースもあります。
施術の流れとダウンタイム
ここでは、長茎術の流れとダウンタイムを詳しく解説します。
施術の流れ
長茎術の施術の流れは、以下のとおりです。
- カウンセリング(完全個室)
- 麻酔注射
- 長茎術の施術
- 術後確認・ご帰
- アフターフォロー
当院では、術後も気になる点はすぐに相談いただける環境を整えており、安心して治療に取り組めます。
所要時間・麻酔・通院回数
手術時間は1〜2時間程度。局所麻酔または静脈麻酔が使われ、術後の通院は1〜2回ほど。
術後の生活制限
長茎術は外科的手術であるため、以下のように一定期間は生活制限が必要です。
項目 | 内容 |
性行為 | およそ2〜3週間後から可能。腫れや突っ張り感が完全に治まってから再開する |
入浴 | 術後1週間はシャワーのみ可能1週間経過後、創部が落ち着いていれば入浴が可能 |
仕事復帰 | 包帯固定をしっかりと行い、動いたりしても問題ないように行えば、術後翌日から出勤されても問題なし |
術後は腫れや軽度の痛みが出ることがありますが、処方された内服薬や生活指導を守れば、通常の日常生活に大きな支障はありません。
症例写真とビフォーアフターの見方
ここでは、症例写真とビフォーアフターの見方の解説をします。
以下、当院で実際に行った長茎術の症例も参考にしてください。
【症例3】40代男性 |アルモ式バック筋膜切開(靭帯剥離併用あり)で長茎3cm延長
【症例5】30代男性 |アルモ式バック筋膜切開+ぶつぶつ除去で長茎3cm延長
【症例6】20代男性 |アルモ式バック筋膜切開(靭帯剥離併用あり)で長茎3.2cm延
術前術後の写真例の見方
症例写真は「術前」と「術後」の比較で変化を客観的に確認できる大切な資料です。
- 平常時にどれくらい陰茎が露出するようになったか
- 勃起時に不自然な角度やひきつれがないか
- 手術痕や腫れがどの程度残っているか
これらのポイントを意識して見ると、単なるペニスのサイズの変化だけでなく、仕上がりの自然さや機能面の安全性も確認できます。
成功例と効果が乏しい例の違い
個体差による結果のばらつきがあるため、症例の傾向を確認するのが大切です。
以下のような要因によって、仕上がりに差が出やすくなります。
成功例の傾向 | 効果が乏しい例の傾向 |
・恥骨上部に脂肪が多くい ・皮膚や靭帯に余裕がある ・術後のケア(安静・清潔保持・生活制限)を守っている ・医師と十分に相談し、適切な術式を選んでいる | ・もともと脂肪が少なく、埋没が少ない ・皮膚に余裕がなく、伸びても突っ張り感が出やすい ・術後に過度な運動や性行為を早期に再開し、安定した定着が妨げられた |
「必ず◯cm伸びる」といった断定的な説明ではなく、自分の体型・皮膚・脂肪量に合った現実的な目安を提示してくれる医師を選ぶと安心です。
症例数だけでは判断できない理由
「症例数が多い=上手」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
同じ症例数でも「難易度の低い手術ばかり」か「幅広い状態に対応しているか」で技術の差があります。
大切なのは症例の質(どのような変化を出しているか)と、術前後の説明の丁寧さです。
当院では、ただ写真を並べるだけでなく、経過や仕上がりの自然さまで確認できる情報を開示することで、患者様が納得して治療を検討できるよう配慮しています。
長茎術のよくあるデメリット・副作用・失敗例
長茎術のよくあるデメリットは、以下があげられます。
- 傷跡が残ることがある
- 皮膚が突っ張った感じがする
- 皮膚のたるみが生じる場合がある
- 効果が期待ほど出ない
- 性機能や感度に変化が出ることはまれにある
後悔している方に共通するのは、「医師の説明不足」や「過度な期待」です。
口コミ・評判から見る長茎術体験者のリアルな評価
満足派の声は、「見た目が良くなって自信が持てた」など、特に平常時の改善による心理的効果を挙げる人が多く、外見の変化が自信や性生活の質に直結しています。
後悔派の声は、「費用の割に効果が少なかった」など、過度な期待や術式の選択ミスが後悔の原因になりやすくなります。
口コミはあくまで個人の体験であり、体型や皮膚の状態、術後のケアによって結果は異なります。大切なのは「症例写真や医師の説明を十分に確認し、自分に合った方法を選ぶこと」です。
セルフでできる長茎対策はあるのか?
自己流の方法
ストレッチやマッサージ、器具の使用が一部では推奨されていますが、効果の科学的根拠はほとんどありません。
市販品の限界
「伸びる」とされるジェルやサプリはありますが、一時的な効果や血流改善にとどまることがほとんどです。
医師の見解
確実な変化を求めるなら、医療機関での相談と手術が現実的です。
特に「靭帯剥離などの外科的アプローチ」は、解剖学的な構造に基づいた根本的な改善が可能です。
長茎術を受ける前に知っておくべきこと
長茎術を検討する際には、医師の実績や説明の丁寧さ、費用の内訳をしっかり確認することが大切です。
信頼できるクリニックを選ぶためのチェックポイントをまとめました。
ポイント | 内容 |
認定資格の有無 | 形成外科・泌尿器科の専門医資格や学会所属があるか確認 |
症例写真の提示 | 術前術後の写真が豊富で、加工のない自然な仕上がりかどうかをチェック |
説明の丁寧さ | 効果だけでなくリスク・副作用まで誠実に説明してくれる |
カウンセリングの姿勢 | 質問に真摯に答え、強引な勧誘をしない |
料金相場は、30〜80万円程度で、極端に安すぎるクリニックには注意が必要です。
アルモ形成クリニックの差別化ポイント
当院では以下の点で、他院にはない強みを持っています。
- 医師の専門性と豊富な経験
- 独自のアルモ式術式
- 症例の透明性と自然な仕上がり
- 丁寧なカウンセリングと術後ケア
- 適正で明朗な料金設定
当院では、長茎術の際に単に靭帯を牽引・固定するのではなく、独自のアルモ式術式でバック筋膜を正確に切開・剥離することで、長さと自然さを両立させます。
突っ張り感や瘢痕リスクが少なく、半永久的な効果が期待できます。
よくある質問(FAQ)
Q1:長茎術で何cmくらい伸びますか?
一般的に1〜3cmほどの視覚的な変化が期待できます。
Q2:勃起時の見た目は変わりますか?
平常時よりも変化は小さいですが、やや改善されることもあります。
Q3:長茎術は効果がないと聞いたのですが本当ですか?
劇的にサイズが変わるわけではありませんが、平均して 1〜3cm程度の変化 が得られるケースが一般的です。
特に平常時は見た目の改善効果が大きく、「見た目が変わった」「自信を持てるようになった」と実感されている方も多くいます。
Q4:手術後に後悔する人の特徴は?
期待が大きすぎる方や、事前の説明を受けず決めた方が多い傾向です。
Q5:セルフで伸ばす方法は本当に効果がある?
科学的根拠は薄く、医師の診察を受けて判断するのが安心です。
Q6:切る長茎術(バック筋膜切開や靭帯切離法など)は安全な手術ですか?
長茎術は、適切な術式を経験豊富な医師が行えば、比較的安全性の高い手術です。
局所麻酔または静脈麻酔下で行うため、手術中の痛みはほとんどありません。
Q7:糸による長茎術とは?
陰茎の根本や腹部を切開して、陰茎を引き出して、糸で靭帯を固定する長茎術です。
そもそも通常の小切開による長茎術では、陰茎の表(お腹側)の部分の靭帯に関しては、確かに伸びます。
しかしながら、以下の問題点もあります。
- 陰茎の裏面の処理が不十分となり、結果すぐに後戻りする
- 糸で強制的に靭帯を固定するため、違和感や持続的な痛みにつながりやすい
そのため、当院ではよほどのことがなければ行っておらず、根本的な解決策であるバック筋膜切開と全周性の靭帯剥離をおすすめしています。
当院で長茎術を検討される方へ|院長 内田直宏の見解
一般的に長茎術と言えば、陰茎根部を小切開して、靭帯上を部分的に牽引して糸で固定するいわゆる、切らない長茎術が流行っていますが、こちらの方法だとデメリットが多いと考えます。
持続的に糸で引っ張られる違和感が生じるだけでなく、解剖学的に無理をしていることで糸による瘢痕が生じてしまいます。また、ひどい場合には、逆に瘢痕で陰茎がお腹に埋もれてしまいます。
そこで、当院で行っている方法が直接、バック筋膜と連続して繋がっている靭帯を剥がすことで引き伸ばして、長さを出す方法になります。いわゆる靭帯剥離術ですが、確実に靭帯を剥がすことで、効果が見込めますし、きちんと剥がしてあげれば副作用が少ない効果的な治療です。もちろん半永久的な治療となります。
長茎術をご検討の皆様は実際の方法にも着目して、メリット・デメリットを把握してからカウンセリングを受けてみるのが良いでしょう。
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