【医師解説】陰茎増大術とは?目的別に選ぶべき術式と手法を解説

近年、男性の陰茎サイズへの関心は高まっており、正常サイズであっても「もっと太く・大きくしたい」といった要望は珍しくありません。中には、サイズに対する過剰な不安を抱く「小陰茎不安症(SPS)」に該当する方もいます。

陰茎増大術とは、陰茎の太さや長さを増加させる医療行為であり、大きく分けて「注入術」「脂肪注入術」「手術法」に分類されます。

いずれも一長一短があり、自分の希望と体質に合った術式を選ぶことが最も重要です。

主な陰茎増大術の種類一覧

① ヒアルロン酸注入

陰茎の皮下にヒアルロン酸ゲルを注入し、太さを出す方法です。
注入直後から即効的な増大効果があり、施術時間は短くダウンタイムも軽め。

ただし、体内に吸収される性質があるため持続期間は6ヶ月〜1年程度とされており、効果を維持するには定期的な再注入が必要です。
副作用として、腫れ・内出血・しこり・感染などがまれに起こることがあります。

気軽に試したい方、まずはお試しで太さを実感したい方におすすめです。

② 自己脂肪注入(通常の脂肪吸引法)

腹部や太ももから採取した自身の脂肪を、陰茎に注入する方法です。
定着した脂肪は半永久的に残るため、長期的な効果を得られます。

自然な柔らかさが得られ、異物反応のリスクもありませんが、吸収されやすい脂肪は壊死してしこりになる可能性や、仕上がりの左右差などのデメリットがあります。

注入後の経過観察が重要で、仕上がりの自然さを重視する方に適しています。

③ ピュアグラフト増大(精製脂肪注入)

通常の脂肪注入とは異なり、特殊なフィルターで精製した純度の高い脂肪を用いる注入法です。

定着率が高く、しこりなどの副作用が起こりにくいのが特徴で、脂肪注入法の中でも最も安全性が高く仕上がりが自然とされています。
ただし、費用はやや高額になります。

安全性・持続性・自然さすべてを求める方におすすめです。

④ パワーフィル増大(持続性の高い注入剤)

「パワーフィル」はポリDL乳酸(PDLLA)を主成分とする注入剤で、コラーゲン産生を促し、2〜5年の長期持続効果が期待できます。

ヒアルロン酸より硬めの質感で、ボリューム感がはっきり出るのが特長
ただし、副作用(しこり・感染など)が出た場合、修正が難しいことがあるため、信頼できる医師による施術が不可欠です。

しっかりと太さを出したい・持続性を重視したい方に最適です。

⑤ 長茎術や陰部脂肪吸引との併用

陰茎の見た目の長さを改善したい方には、「長茎術」や「陰部脂肪吸引」との併用もおすすめです。

特に、脂肪吸引式長茎術は恥骨上の脂肪を除去し、陰茎の付け根を露出させることで、実際の長さは変えずに長く見せる効果があります。

包茎や埋没陰茎の見た目改善にも有効です。

各増大術の比較表

術式持続期間メリットデメリット費用目安
ヒアルロン酸約6ヶ月〜1年手軽・即効性・ダウンタイム短吸収される/複数回必要/しこり・感染リスク約10万円〜
自己脂肪注入半永久的(30〜40%定着)自己組織で自然/長期持続吸収・不均等・しこり/費用高め約30万円〜
ピュアグラフト半永久的(定着率高)精製脂肪でしこり少/仕上がり◎費用が高い約40万円〜
パワーフィル約2〜5年高持続性/ボリューム感◎硬さ/副作用時の修正が難しい約25万円〜

※費用は目安です。クリニック・注入量により変動します。

ヒアルロン酸増大との比較で分かること

ヒアルロン酸は、もっとも手軽に受けられる陰茎増大術です。
ただし、半年〜1年で効果が消失するため、「繰り返し注入」が前提となります。

一方、脂肪注入やパワーフィルは持続性に優れ、長期的に安定した太さを維持できる反面、費用や副作用リスクはやや高くなります。

選ぶ基準は以下のとおりです:

陰茎増大術のよくある質問(FAQ)

Q. 陰茎増大は本当に効果がありますか?

はい。ヒアルロン酸や脂肪注入など、正しく行えば実感できる増大効果があります。多くの男性が満足されている治療です。

Q. 最も自然な仕上がりになるのはどの方法ですか?

自己脂肪注入やピュアグラフト法が、感触・見た目ともに自然な仕上がりです。注入後も違和感が少なく、パートナーに気づかれにくいのが特徴です。

Q. 半永久的な増大は可能ですか?

はい。自己脂肪やピュアグラフトは定着率が高く、一度の注入で長期的に太さを維持できます。パワーフィルも数年にわたり効果が持続します。

Q. しこりや変形などのリスクはありますか?

リスクはゼロではありません。特に脂肪注入でのしこり、ヒアルロン酸での感染・硬結などが稀にあります。信頼できる医師・適切な術後ケアが重要です。

Q. 陰部周りの脂肪を落とすこともできますか?

はい。恥骨部周囲の太い脂肪に対しては脂肪溶解注射を、恥骨上の皮下脂肪に対しては脂肪吸引(脂肪吸引式長茎術)を行うことで、陰茎の根元がしっかり露出され、見た目の改善が期待できます。

陰茎増大術は「目的」と「体質」で選ぶべき

陰茎増大術にはそれぞれメリットとリスクがあり、一人ひとりに最適な方法は異なります

安易に選ぶと後悔につながる可能性があるため、必ず医師とのカウンセリングを受け、症例・実績・ケア体制を確認のうえで判断しましょう。



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この記事の著者
アルモ形成クリニック院長
内田直宏

大学病院の形成外科にてキャリアを積む。「緻密なデザイン」と「丁寧な縫合」に強いこだわりを持ち、現在は陰茎増大術・長茎術・包茎手術・自毛植毛を中心に、男性のお悩みに特化した手術を日々行っている。

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