【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長

こんにちは、アルモ形成クリニック院長の内田直宏です。

当院には、幅広い年代の方が陰茎の長さ・太さに関するお悩みでご来院されます。

今回ご紹介するのは、リパス注入による異物反応と硬結の改善を目的にご来院された30代男性の症例です。

単に異物を取り除くだけでなく、見た目と機能の両面で自然な形態を再構築するため、「リパス除去+アルモ式バック筋膜切開(靭帯剥離併用)+真皮脂肪移植(亀頭増大)」を同時に行いました。

それでは、実際の症例を詳しく解説していきます。

術前

術前の診察では、リパス注入部位に硬いしこり状の隆起を複数箇所に確認しました。

触診では強い線維化がみられ、皮膚と深部組織が癒着して動きが制限されている状態でした。

【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術前
【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術前2
【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術前3

また、陰茎全体に左右非対称な盛り上がりや段差が見られ、自然なラインが損なわれていました。

見た目の違和感に加え、「触ると硬い」「勃起時に引きつれる」といった機能的な訴えもあり、異物除去と同時にバック筋膜切開で可動性を取り戻す方針としました。

他院修正の必要性|リパス除去

リパスは非吸収性の異物であり、時間の経過とともに被膜(カプセル)形成や線維化を起こす場合があります。

その結果、硬結・変形・色調変化が進行し、他院での再注入では改善が難しいケースが多く見受けられます。

また、最も注意すべき合併症として感染が挙げられます。

感染が進行すると、皮下に膿がたまり(膿瘍形成)、さらに重症化すると海綿体の壊死を引き起こす場合もあります。

放置すれば、陰茎切断が必要となるほど深刻な状態に至ることもあり、早期の除去と適切な治療が重要です。

今回は、強固な被膜が形成されており、異物除去をしなければ再構築が困難な状態のため、以下のような総合的なアプローチを行う方針としました。

見た目の違和感や段差だけでなく、勃起時のひきつれや違和感といった機能的な問題も改善が可能です。

アルモ形成クリニックでは、このような高難度な他院修正にも対応可能です。異物(リパス)除去から再構築まで、すべてを一貫して安全に行える体制を整えております。

他院での注入トラブルやリパス後遺症でお悩みの方も、ぜひ一度当院にご相談ください。

術直後|アルモ式バック筋膜切開(靭帯剥離併用あり)+他院修正+異物除去

手術では、まずリパス注入部の硬結部位を慎重に切開。硬くボコついた異物塊と被膜(カプセル)を徹底的に除去しました。

摘出中は、都度視野を再確認しながら、血管・神経を温存しつつ異物を完全除去しています。

以下が実際に摘出された異物(リパスおよび被膜)です。

【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術後

除去後は癒着を解除し、アルモ式バック筋膜切開を併用して深部の筋膜・靭帯を剥離。

これにより、勃起時の引きつれが軽減され、自然な伸展性と可動域が回復しました。

【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術後2
【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術後3

さらに、除去によるボリュームロスを補うために真皮脂肪移植(亀頭増大)陰茎ボトックス注射を同時に行い、見た目のバランスを整えています。

手術直後から、陰茎全体のラインが滑らかで柔らかく自然な状態となり、硬結や変形も解消されています。

この方は、真皮脂肪移植(亀頭増大)の詳しい経過は、以下の記事をご覧ください。

関連記事|【症例83】30代男性 |真皮脂肪移植による亀頭増大で8mm増大

また、陰茎ボトックス注射については、以下の記事もご覧ください。

関連記事|【医師解説】陰茎ボトックスとは何か?効果・副作用・注意点

術後3週間

【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術後3週間
【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術後3週間2

術後3週間の時点では、まだ経過途中であり、軽度の腫れや赤みが残っています。

しかし、しこり感や硬さは改善しており、陰茎全体の柔軟性が回復してきています。

立位での比較

【症例82】30代男性 |リパス除去と同時に陰茎増大術により15mm延長術後3週間3

立位での比較でも、術前に見られた段差や左右差が改善され、陰茎全体のラインが自然に整っているのが確認できました。

この時期は、内部の組織が再生・安定していく大切な過程のため、引き続き安静と清潔管理を意識して経過を見ていくことが重要です。

結果

リパス除去後にありがちなしぼみ・陥没・段差もなく、真皮脂肪移植による補填で、均一で自然なボリュームが形成されています。

また、異物による硬結が除去されたことで、勃起時のつっぱりや違和感も改善し、見た目・機能の両面で満足いただける結果となりました。

まだ完成形ではありませんが、今後3ヶ月〜6ヶ月にかけて、さらに形が滑らかに整い、より自然な仕上がりへと変化していきます。

手術時間

2時間〜2時間30分程度

料金

※真皮脂肪移植術、靭帯剥離併用の方は別途リラックス麻酔99,000円がかかります。

リスク

出血、感染、傷跡、つっぱり、感覚鈍麻、創部離開、疼痛などが生じる可能性もあります。

術後は軽度の腫れや内出血を伴うことがありますが、冷却と安静で1〜2週間ほどで自然に軽快するかと思います。

より安全な経過のため、以下にご注意ください。

これらを守ることで、より自然で安定した仕上がりが得られます。

気になる方は下記からぜひお問い合わせください。
アルモ式増大・長茎は術式を工夫することで、より増大・長茎効果を実感しやすくなっていると思います。
他院術後の変形やトラブルなどでお悩みの方もご相談ください。
進化したアルモ式のバック筋膜切開、靭帯剥離をぜひご体感ください。

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この記事の著者
アルモ形成クリニック院長
内田直宏

大学病院の形成外科にてキャリアを積む。「緻密なデザイン」と「丁寧な縫合」に強いこだわりを持ち、現在は陰茎増大術・長茎術・包茎手術・自毛植毛を中心に、男性のお悩みに特化した手術を日々行っている。

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