こんにちは、アルモ形成クリニック院長の内田直宏です。
陰茎の長さ・太さ・形態に関するお悩みは、年齢を問わず多く寄せられます。
今回ご紹介するのは、過去に他院様でリパスによる陰茎増大治療を受け、その後に生じた硬結(しこり)や凹凸、陰茎の形態の不自然さにお悩みだった30代男性の症例です。
診察ではリパス注入後の異物反応や強い線維化・癒着が認められたため、単に異物を取り除くだけではなく、リパス除去+アルモ式バック筋膜切開+靭帯剥離+包茎術+真皮脂肪移植を組み合わせ、陰茎全体を再構築する方針としました。
それでは、実際の経過を詳しく解説していきます。
術前

術前の診察では、陰茎全体に左右非対称な盛り上がりや段差があり、自然なラインが損なわれている状態でした。

患者様はもともと陰茎の太さを気にされ、他院様でリパスによる増大治療を受けられていました。
しかし、リパス注入部位には硬いしこり状の隆起が複数認められ、触診でも強い線維化が確認されました。


異物反応によって周囲組織が硬くなり、皮膚と深部組織の一部に癒着が生じることで、陰茎の可動性も制限されている状態です。
さらに余剰包皮も認められ、リパスによる凹凸と重なることで、陰茎全体の輪郭がより不均一に見えていました。
このような他院修正症例では、異物だけを取り除くと、除去した分だけボリュームが減少し、凹みや左右差がかえって目立つ可能性があります。
そのため本症例では、リパスを可及的に除去すると同時に、癒着を解除して陰茎の可動性を回復させ、さらに真皮脂肪移植によってボリュームと形態を再構築する方針としました。
他院修正の必要性|リパス除去
リパスなどの非吸収性注入物は、注入後に異物反応を起こし、周囲に被膜(カプセル)が形成されたり、線維化によって硬いしこりが生じたりすることがあります。
状態によっては、以下のような症状につながる可能性があります。
- 硬結・しこり
- 凹凸や左右差
- 皮膚や周囲組織との癒着
- 疼痛や違和感
- 炎症・感染
特に異物が周囲組織と強く癒着している場合、単純に異物だけを取り出すことは難しく、血管や神経、正常組織を可能な限り温存しながら慎重に剥離する必要があります。
また、感染が進行すると、皮下に膿がたまり(膿瘍形成)、さらに重症化すると海綿体の壊死を引き起こす場合もあります。
放置すれば、陰茎切断が必要となるほど深刻な状態に至ることもあり、早期の除去と適切な治療が重要です。
当院では、異物を「取る」ことだけを目的とするのではなく、除去後の形態まで考えた再構築(再デザイン)を重視しています。
術直後|アルモ式バック筋膜切開(靭帯剥離併用あり)+リパス除去+真皮脂肪移植+他院修正+恥骨部脂肪溶解注射(カベリン注射)5本
リパス除去+他院修正
手術ではまず、リパスが注入されている硬結部位を確認しながら慎重に剥離を進めました。
リパスの周囲には異物反応による被膜や線維化が形成されており、正常組織との境界の確認が欠かせません。
そのため、目視と触診で状態を確認しながら、安全性とのバランスを考慮し、硬くボコついた異物塊と被膜(カプセル)を徹底的に除去しました。
異物を取り除いた後は、リパスによって生じていた癒着も丁寧に解除し、皮膚・皮下組織の可動性も整えていきます。
以下が実際に摘出された異物(リパスおよび被膜)です。

アルモ式バック筋膜切開(靭帯剥離併用あり)


リパス除去後には、アルモ式バック筋膜切開を行いました。
陰茎根部を取り囲むバック筋膜を全周性に丁寧に剥離することで、深部組織による制限を解除し、陰茎の可動域を広げていきます。
さらに靭帯剥離を併用することで、奥へ引き込まれていた陰茎を前方へ引き出しやすい状態へ調整しました。
異物除去によって失われるボリュームを、単に別の注入物で補うのではなく、陰茎そのものの可動性や立ち上がりを改善しながら全体のシルエットを再構築していく点が、本症例における重要なポイントです。
同時に包茎術を行い、余剰となっていた包皮も適切に調整しました。
術直後の段階でも、リパスによって生じていた不自然な凹凸が軽減され、根元から亀頭にかけてのラインが滑らかに整っていることがお分かりいただけるかと思います。
縫合には細い糸を使用した「結節縫合」を採用し、1針ずつ位置や張力を調整しながら丁寧に縫合しています。
術直後は腫れやむくみがみられますが、これらは術後の正常な反応であり、時間の経過とともに徐々に落ち着いていきますので、ご安心下さい。
真皮脂肪移植


本症例では、リパス除去後のボリュームと陰茎全体のバランスを整える目的で、真皮脂肪移植も併用しました。
まず右臀部から真皮脂肪を採取し、周囲組織を傷つけないよう層を確認しながら丁寧に処理します。
その後、カリの立ち上がりや亀頭中央部の丸みを考慮しながら移植片を配置し、自然な立体感が出るよう調整しています。
自己組織である真皮脂肪を使用することで、定着後は周囲組織となじみ、自然な質感と厚みが期待できます。
術直後はハリが強く見えますが、数週間から数ヶ月かけて移植組織が周囲となじみ、より自然な丸みと滑らかなラインへ変化していきます。
真皮脂肪移植による亀頭増大については、関連記事でも詳しく解説しています。
術後2ヶ月
安静時


立位での比較


術後2ヶ月が経過した時点では、腫れや赤みはほぼ落ち着き、陰茎全体のラインがより自然に整ってきました。
リパス除去後に懸念される凹みや大きな段差も目立たず、真皮脂肪移植によるボリュームとのバランスもなじみ始めています。
術前にみられた左右非対称な盛り上がりや硬結が改善したことで、陰茎表面も滑らかな印象となりました。
また、バック筋膜切開+靭帯剥離によって確保した可動域も安定し始め、立位で比較すると、根元からの立ち上がりと前方への突出が明確になっていることがお分かりいただけるかと思います。
術後2ヶ月の時点でも陰茎の太さはしっかりと保たれており、異物による不自然なボリュームから、より自然な厚みとシルエットへ変化している良好な経過です。
ここからさらに組織がなじみ、術後6ヶ月では完成形に近い状態へと変化していきます。
結果
本症例では、以下の効果が得られました。
- 長茎:17mm延長
- 増大:10mm増大
アルモ式の特徴である「全周性のバック筋膜剥離」+「靭帯剥離」により、根元からしっかりと長さを出すことができました。
脂肪溶解注射による後戻り対策
本症例では、恥骨部への脂肪溶解注射(カベリン注射)を5本併用しています。
脂肪溶解注射は単に脂肪量を減らす目的だけでなく、以下のような補助的効果を期待して行います。
- バック筋膜切開後の後戻りリスクの軽減
- 恥骨部脂肪による押し戻す力の抑制
恥骨部に脂肪が多い場合、その重量や圧が陰茎を内側へ引き込む方向に作用することがあります。
本症例のように、あらかじめ脂肪量を適切にコントロールすることで、長茎・増大効果の安定性を高めることが可能です。
また、本症例では術後の経過を確認しながら、追加で恥骨部への脂肪溶解注射(カベリン注射)と陰茎ボトックスも行っています。
術後2ヶ月の時点では、リパス除去によって異物による不自然な凹凸や硬結が改善するとともに、陰茎全体の太さもしっかりと確保されています。
異物を除去したことで一時的に失われるボリュームを考慮しながら、陰茎全体の長さ・太さ・形態のバランスを整えていくことが、他院修正では重要だと考えています。
手術時間
4時間程度
料金
| 施術名 | 費用(税込) |
| 男性医療 快適・鎮痛・リラックス麻酔 | 99,000円 |
| ドルミカム(健忘鎮静麻酔) | 38,500円 |
| 亀頭の異物除去術( リパス・ライコル・アクアミド除去等) | 880,000~円 |
| 陰茎の異物除去術( リパス・ライコル・アクアミド除去等) | 770,000~円 |
| しこり・囊胞・カプセル・被膜・異物・瘢痕除去 | 330,000~円 |
| バック筋膜切開術+長茎術(靭帯剥離)+包茎術 | 770,000円 |
| 傷跡修正(包茎切開痕とその周囲組織) 傷跡修正 付随 | 110,000円 |
| 他院術後修正(ツートンカラー・複数回術後・高難度修正) | 185,000円 |
| 真皮脂肪移植 真皮脂肪移植術(亀頭増大) | 880,000円 |
| 真皮脂肪 増大量 3cc | 220,000円 |
| 脂肪加工・処理 | 220,000円 |
| 再生注射 陰茎 | 220,000円 |
| 瘢痕注射 瘢痕 ケナコルト注射 | 22,000円 |
| 脂肪溶解注射(カベリン注射)5本 | 249,000円 |
| 陰茎ボツリヌストキシン注射 初診(単位数増量) | 82,500円 |
※術後ケア代として、軟膏、処方(痛み止め・抗生剤)テープ等が別途かかります。
※陰茎・亀頭の異物除去術(リパス・ライコル・アクアミド除去など)の費用は、注入量(少量・中等量・多量)や状態に応じて異なります。
※しこり・囊胞・カプセル・被膜・異物・瘢痕除去の費用は、注入量(少量・中等量・多量)や状態に応じて異なります。
【医療ローンご利用の場合】
月々のお支払い目安:約73,300円
※月々の分割お支払い額は、頭金200,000円・84回払い(実質年率9.0%)でシミュレーションした目安の金額です。
※初月のお支払い額は端数調整により上記表記と異なる場合がございます。
リスク
出血、感染、傷跡、つっぱり、感覚鈍麻、創部離開、疼痛などが生じる可能性もあります。
術後は軽度の腫れや内出血を伴うことがありますが、冷却と安静で1〜2週間ほどで自然に軽快するかと思います。
より安全な経過のため、以下にご注意ください。
- 圧迫や刺激を避ける(下着の締め付けも含む)
- 性行為・自慰行為は2週間控える
- 定期検診で形状・定着・経過を確認する
これらを守ることで、より自然で安定した仕上がりが得られます。
アルモ式増大・長茎は術式を工夫することで、より増大・長茎効果を実感しやすくなっていると思います。
進化したアルモ式のバック筋膜切開、靭帯剥離をぜひご体感ください。
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アルモ式増大・長茎は術式を工夫することで、より増大・長茎効果を実感しやすくなっていると思います。
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