こんにちは、アルモ形成クリニック院長の内田直宏です。
陰茎の長さ・太さ・形態に関するお悩みは、年齢を問わず多く寄せられます。
なかでも、陰茎の曲がりが気になる「陰茎湾曲症」は、見た目の問題だけでなく、湾曲の程度によっては勃起時の違和感や性交時の支障につながることもあります。
今回ご紹介するのは、陰茎の湾曲に加え、長さや太さ、包皮の状態も気にされていた20代男性の症例です。
診察では、陰茎の形態や皮膚の状態を確認し、湾曲の修正だけでなく、陰茎全体のバランスを整えることも重要と判断しました。
そこで本症例では、アルモ式バック筋膜切開+靭帯剥離+包茎術+陰茎湾曲症修正術を組み合わせ、見た目と機能の両面から改善を図る方針としました。
それでは、実際の経過を詳しく解説していきます。
術前


術前の診察では、陰茎が下方向へ湾曲している状態が確認されました。
陰茎湾曲症は、陰茎を構成する組織の伸展性や張力のバランスなどによって生じ、湾曲の方向や程度には個人差があります。
本症例では、下向きの湾曲を改善し、根元から亀頭にかけて自然な上向きのライン(上ソリ)を形成することを治療目標としました。
ただし、単純に陰茎を上方向へ反らせればよいわけではありません。
過度な矯正は、陰茎の短縮や勃起時のつっぱり感、違和感などにつながる可能性があるため、陰茎全体の形態や組織の状態を慎重に評価する必要があります。
また、本症例では陰茎の長さや太さについても改善を希望されていたことから、湾曲症修正術に加えて、アルモ式バック筋膜切開と靭帯剥離を併用する治療計画を立てました。
さらに、余剰となっていた包皮も同時に調整し、亀頭から陰茎根部までのシルエットを整える方針としています。


今回の手術では、下向きの湾曲を修正するだけでなく、長さ・太さ・上向きの角度を含めた陰茎全体のバランスを整えることを重視しました。
見た目の自然さはもちろん、勃起時の機能や周囲組織への負担にも配慮しながら、一人ひとりの状態に合わせた修正を行うことが重要だと考えています。
陰茎湾曲症とは
陰茎湾曲症とは、陰茎が上下左右のいずれかの方向へ曲がっている状態を指します。
陰茎にはもともと多少の曲がりがみられることもあり、すべての湾曲が治療の対象になるわけではありません。
しかし、湾曲が強い場合には、見た目の違和感だけでなく、勃起時の痛みや性交時の支障につながることがあります。
陰茎湾曲症は、大きく分けて以下の2つに分類されます。
| 種類 | 内容 |
| 先天性陰茎湾曲症 | 生まれつき陰茎の組織に左右差や発育上の違いがあり、勃起時に曲がりが生じる状態 |
| 後天性陰茎湾曲症 | 生まれつき陰茎の組織に左右差や発育上の違いがあり、勃起時に曲がりが生じる状態 |
後天性の代表的な疾患には、陰茎に硬いしこりや線維性の変化が生じるペロニー病があります。
治療の必要性は、湾曲の角度だけでなく、痛みの有無や性交への影響、患者様のお悩みなどを総合的に判断します。
手術では、湾曲の原因や程度に応じて、陰茎の左右・上下の組織バランスを調整する方法などが選択されます。
ただし、湾曲症修正術には陰茎の短縮や感覚変化、湾曲の残存・再発などのリスクもあるため、術前の十分な評価が欠かせません。
当院では、形成外科的な視点から陰茎全体の形態と機能を確認し、患者様ごとの状態に合わせた治療をご提案しています。
術直後|アルモ式バック筋膜切開(靭帯剥離併用あり)+包茎術+陰茎湾曲症修正術+恥骨部脂肪溶解注射(カベリン注射)6本
アルモ式バック筋膜切開(靭帯剥離併用あり)+包茎術


本症例では、陰茎の長さと太さの改善を目的として、アルモ式バック筋膜切開を行いました。
陰茎根部を取り囲むバック筋膜を全周性に丁寧に剥離し、周囲組織による制限を解除することで、陰茎の可動域を広げていきます。
アルモ式の特徴は、部分的な処置ではなく、組織の状態を確認しながら全周性に剥離を行う点です。
さらに靭帯剥離を併用することで、陰茎根部の可動性を調整し、安静時に前方へ突出しやすい状態を目指しました。
こうした処置では、周囲の血管や神経、陰茎を支持する組織への影響を考慮しながら慎重に進めることが重要です。
また、同時に包茎術を行い、余剰となっていた包皮も適切に調整しました。
包皮を整えることで亀頭の露出が明確になり、陰茎全体の輪郭もすっきりとした印象になります。
術直後の段階でも、根元から亀頭にかけてのラインが整い、術前と比較して陰茎の立ち上がりに変化がみられます。
縫合には細い糸を用いた「結節縫合」を採用し、1針ずつ位置や張力を調整しながら丁寧に縫合しています。
術直後は腫れやむくみが生じることがありますが、通常は経過とともに徐々に落ち着いていきますので、ご安心下さい。
陰茎湾曲症修正術|自然な上ソリ形状を目指した形成

続いて、陰茎湾曲症の修正として、陰茎の軸を整えながら、自然な上向きの反り(上ソリ)を形成する処置を行いました。
当院では、陰茎湾曲症に対して、「プリケーション法(白膜縫縮術)」と呼ばれる術式を採用しています。
陰茎には、海綿体を包む「白膜」という比較的硬い支持組織があります。白膜の伸展性や張力に差があると、勃起時に陰茎が一方向へ曲がる原因となることがあります。
プリケーション法は、この白膜の一部を縫い縮めることで左右・上下の張力バランスを調整し、湾曲を矯正する手術です。
当院が特に重視しているのは、湾曲の原因となっている部位を正確に見極めることです。
陰茎湾曲症といっても、根元から曲がっている方もいれば、陰茎の中央付近で強く湾曲している方もいます。
また、湾曲の程度によっては、1ヶ所の縫縮で調整できる場合もあれば、複数ヶ所にわたる処置が必要となる場合もあります。
そのため、単に見た目の曲がりを確認するだけでなく、白膜の状態や湾曲の位置、角度などを総合的に評価し、適切な縫縮部位を判断することが重要です。
本症例でも、下向きの湾曲を改善し、根元から亀頭にかけて自然な上向きのラインとなるよう、陰茎全体のバランスを考慮しながら修正を行いました。
当院では、必要以上に組織を縫い縮めることを避け、陰茎の長さや機能への影響を考慮しながら、自然な上ソリ形状を目指すことを大切にしています。
また、切開部位や縫合方法についても、傷跡の目立ちにくさや周囲組織への負担を考慮しながら慎重に処置を進めます。
術直後は腫れやむくみが残るため、最終的な形態を判断する段階ではありませんが、今後、組織の回復が進むにつれて陰茎全体のラインが徐々に落ち着いていくことが期待されます。
湾曲の矯正状態については、術後の経過観察において、勃起時の角度や違和感の有無、機能面も含めて継続的に確認していきます。
当院が重視する「疑似勃起テスト」
陰茎湾曲症修正術において、もう一つ重要なのが、縫縮後に勃起時の形態を確認することです。
陰茎は、安静時にはまっすぐに見えていても、勃起すると湾曲が明らかになることがあります。
そのため、安静時の見た目だけで矯正状態を判断することはできません。
当院では、手術中に生理食塩水などを用いて陰茎海綿体を人工的に膨張させる「疑似勃起テスト」を行い、勃起時に近い状態で陰茎の軸や湾曲の残存を確認することを重視しています。
この確認によって、縫縮後も湾曲が残っていないか、反対方向へ過度に曲がっていないかなどを評価します。
必要に応じて修正部位や縫縮の程度を調整し、安静時だけでなく、勃起時にも自然な形態となることを目指します。
ただし、疑似勃起テストはあくまで手術中の評価であり、術後の実際の勃起状態や機能を完全に再現できるものではありません。
また、本症例では陰茎湾曲症修正術に加え、アルモ式バック筋膜切開と靭帯剥離、包茎術も併用しています。
そのため、湾曲部分だけではなく、陰茎根部の可動性や前方への突出具合、亀頭から根元までの長さ・太さ・上ソリのバランスを考慮した形成にも配慮しております。
今後、組織の回復が進むにつれて、陰茎全体のラインも徐々に落ち着いてくるかと思います。
術後3週間
立位での比較


術後3週間が経過すると、手術直後にみられた腫れや赤みが徐々に軽減し、陰茎全体の形状も落ち着き始めます。
本症例でも、創部の治癒が進み、根元から亀頭にかけてのシルエットがより明確になってきています。
バック筋膜切開と靭帯剥離によって調整した陰茎根部の可動性も、術後の回復とともに安定していく段階です。
また、包茎術によって調整した包皮も周囲組織となじみ始め、亀頭から軸部にかけて自然なラインへ近づいています。
一方、術後3週間はまだ内部組織の修復が進んでいる時期です。
傷跡周囲に硬さや軽度のつっぱり感が残ることもありますが、今後、術後1〜3ヶ月にかけて組織が徐々になじみ、より自然な形態へと変化していきます。
なお、陰茎湾曲症の矯正状態については、安静時の写真だけでなく、必要に応じて勃起時の状態も確認しながら評価していきます。
結果
本症例では、以下の効果が得られました。
- 長茎:13mm延長
- 増大:11mm増大
アルモ式の特徴である「全周性のバック筋膜剥離」+「靭帯剥離」により、根元からしっかりと長さを出すことができました。
また、包茎術によって余剰包皮を整え、陰茎湾曲症修正術を併用することで、長さや太さだけでなく、陰茎全体の形態にも配慮した治療を行っています。
特に本症例のように複数のお悩みがある場合には、一つの部分だけを改善するのではなく、陰茎全体の長さ・太さ・形態・機能を総合的に考えた治療設計が重要です。
なお、長さ・太さの変化は術後の計測結果であり、湾曲症の改善度や勃起時の機能を示す数値ではありません。今後も経過を確認していきます。
脂肪溶解注射による後戻り対策
本症例では、恥骨部への脂肪溶解注射(カベリン注射)を6本併用しています。
脂肪溶解注射は単に脂肪量を減らす目的だけでなく、以下のような補助的効果を期待して行います。
- バック筋膜切開後の後戻りリスクの軽減
- 恥骨部脂肪による押し戻す力の抑制
恥骨部に脂肪が多い場合、その重量や圧が陰茎を内側へ引き込む方向に作用することがあります。
本症例のように、あらかじめ脂肪量を適切にコントロールすることで、長茎・増大効果の安定性を高めることが可能です。
手術時間
3時間半~4時間程度
料金
| 施術名 | 費用(税込) |
| 男性医療 快適・鎮痛・リラックス麻酔 | 99,000円 |
| ドルミカム(健忘鎮静麻酔) | 38,500円 |
| バック筋膜切開術+長茎術(靭帯剥離)+包茎術 | 770,000円 |
| 脂肪溶解注射(カベリン注射)6本 | 298,800円 |
| 再生注射 陰茎 | 220,000円 |
| 陰茎ボツリヌストキシン注射 初診(単位数増量) | 82,500円 |
| 陰茎湾曲症 湾曲症修正 湾曲症基本料金 | 220,000円 |
| 陰茎湾曲症 湾曲症修正 上ソリ形成 | 330,000円~ |
※術後ケア代として、軟膏、処方(痛み止め・抗生剤)テープ等が別途かかります。
※陰茎湾曲症修正の費用は、軽度・中度・高度修正等の状態に応じて異なります。
【医療ローンご利用の場合】
月々のお支払い目安:約35,400円
※月々の分割お支払い額は、頭金200,000円・84回払い(実質年率9.0%)でシミュレーションした目安の金額です。
※初月のお支払い額は端数調整により上記表記と異なる場合がございます。
リスク
出血、感染、傷跡、つっぱり、感覚鈍麻、創部離開、疼痛などが生じる可能性もあります。
術後は軽度の腫れや内出血を伴うことがありますが、冷却と安静で1〜2週間ほどで自然に軽快するかと思います。
より安全な経過のため、以下にご注意ください。
- 圧迫や刺激を避ける(下着の締め付けも含む)
- 性行為・自慰行為は2週間控える
- 定期検診で形状・定着・経過を確認する
これらを守ることで、より自然で安定した仕上がりが得られます。
アルモ式増大・長茎は術式を工夫することで、より増大・長茎効果を実感しやすくなっていると思います。
進化したアルモ式のバック筋膜切開、靭帯剥離をぜひご体感ください。
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